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男性サバイバーからのメッセージ

男性性被害者の、HEART様からメッセージを頂きました。
ご本人の許可をいただき、こちらに掲載させていただきます。

男性性被害は、実はとても身近なものです。女性だけが性被害にあうわけではありません。
性犯罪の被害者として認識されている女性も、依然として根強い世間の無理解と偏見により、
被害を受けた後も、二次被害、三次被害と苦しむことになります。
男性は被害者として認識されてさえいません。
日本では、強かん罪は、男性には適用されないのです。
そのため、女性以上に、様々な偏見があります。
理解してもらうには、とても高いハードルがいくつもあります。

女性の性被害も「そんなに多いはずはない」と言う声をあちこちで聞きます。
ですが、そういう人に、あまりに辛すぎる思いを、誰が打ち明けようと思うでしょうか。
黙って横にいるだけです。サバイバーはとても敏感です。
実態を知らない、もしくは知りたくない、という思いは一瞬で見抜きます。
嘘だと断罪されかねない、信じてもらえないかもしれないという強い不安と恐怖を覚えながら、
悲しい経験を語るのはとてもエネルギーがいることなのです。
とても多いという事実を知っていて、なお、知ろう、理解しよう、という姿勢を持ってくれている人にさえも、簡単には話せないのです。
恐る恐る様子を見ながら、探りながらしか、話せないのです。
口にするのもつらい事実を、簡単に話せるはずがない。孤独に抱え込みます。
たとえ話したいと思っても、あまりに苦しくて、つらすぎて、口にできないのです。


女性性被害はあるとされています。ですが少ないとされています。
男性性被害はまるで存在しないかのように扱われています。
そうではありません。ないのではない。
被害をないものとし、さらには被害者を不当に貶める世間が、結果的には覆い隠してしまっているのです。


また、性犯罪被害での二次被害とは「女らしさ」「男らしさ」の押し付けでしかありません。
参考:二次加害をするのはこんな人

こういった、社会が押し付ける勝手なイメージの抑圧がどれだけ苦しいものでしょうか。
理不尽な悲しい経験をすると、その意味を問わずにはいられない。
自分のされたことの意味を探してしまう。答えのない答えを求めてしまう。
いきばのない怒りと悲しみを抱え、自分を傷つける自傷的、自虐的な行為をしてしまったり、人やものへと怒りをぶつけてしまいそうになったりすることもあります。私も経験があります。
自尊心が破壊され、自分を大切と思えなくなるのです。自分のされたことの意味を求めてしまう、確かめたいとさえ思ってしまう。そうすれば何かが変わるのではないかと思ってしまう。
被害に遭うことで、失ってしまうものははかりしれません。
被害はそのときの一瞬だけではなく、ずっと、人生を奪い続けます。
もちろん、回復は可能ですが、とても困難な道のりです。社会の理解が回復への大きな助けとなります。


以上のことをじゅうぶん踏まえた上で、お読み下さい。
なお、こちらのメッセージは、曽野綾子氏のコラムから発生した論争の前に書かれたものであり、論争に対する批判ではありませんので、ご承知おきください。

また、被害に遭われた方は、フラッシュバックにご注意ください。被害経験と、加害思想についても触れられています。

※こちらは被害に遭われた方、性暴力に理解のある方、管理人と友好関係にある方に限定させていただいています。
 それ以外の方は、同じ記事を別館にもあげていますので、そちらにお願いいたします。
 別館の記事はこちら → http://d.hatena.ne.jp/manysided/20091217/1260987389
 

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    コメント・TBについて        

    ※ こちらは性暴力被害当事者、性暴力に理解のある方、管理人と友好関係にある方向けです。   
    ※ 上記に該当しない方は別館 へお願いいたします。
    ※ 被害者を傷つける内容、また理解しようという努力、対話する姿勢が感じられないコメントはお断りいたします。
    ※ この場の安全を守れないと判断したコメントは削除もしくは承認しません。節度のある言動をお願いいたします。

    ※ 引用する際には必ずTBをお願い致します。ただし性暴力被害者が傷つく可能性があるものは、承認しない場合があります。

    プロフィール

    Author:てん
    メール:

    (※★→@で送信可)
    itisnot_yourfault★yahoo.co.jp


    性被害にあって十数年たちます。
    刑事裁判経験者です。

    二次被害三次被害等、過酷な経験をし、性被害の後遺症もところどころありますが、それでも、わたしは生きています。今は、生きていてよかったと思います。

    だから、同じ被害にあったあなたたちに伝えたい。
    あなたは何も悪くない。どんな事情があったにしろ、あなたは悪くないのです。どんな特殊性があったにしろ、望みを捨てないでほしいのです。

    悪いのは加害者であり、無理解な社会です。あなたは、何も変わってなどいない。とても素敵なところをいっぱいもっている、素敵な人のままなのだから。


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