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[C372] わかってもらおうと思うは乞食の心

タイトルは、
元ウイメンズリブの闘士であり、
今は鍼灸師の田中美津さんの言葉です。

「察してもらいたい」は甘え、というタイトルを見た瞬間、
思い出したので書いています。

彼女の教条主義的ではない自由な考え方が好きで、いくつか本を読みました。
「わかってもらおうと思うは乞食の心」は、「いのちの女たちへ」の中にありました。
若いころ、この本を読み、
ああ、そうなんだ。そうだよなと、理屈じゃないところで、深く納得しました。

彼女自身、その本で明かしていますが、性的虐待サバイバーです。
性的虐待について触れた文章の中に、こんな一文もありました。
「己れの闇は己れの闇。共有しえない闇の重さの、共有しえないということを共有していくしかないものであれば、他人サマをうらやんでも、また、哀れみを強調してもせんないことではなかろうか」

「わかってもらいたい」ってのは、しょせん無理な話であって、
万一、少しでもわかってもらえたら、それはすごいラッキーなことなんだなぁ…。
「わかってもらいたい」が強すぎる子どもなわたしには、とても大切な言葉です。

[C373] 切り口を変える

TBありがとうございます。こちらに紹介されている番組を私は観ていないのですが、日本の「差別的保守」を言語力という切り口で警鐘していたのでしょうか?うむむ…直球が駄目なら変化球…といったところでしょうか?そういう番組はちょっとばかりグレーゾーンが多すぎて「は?」な事もある気がしますが、ソフトなアプローチとしては有効かもしれませんね。個人的に「マイノリティを配慮しない社会人は、人間的に低俗(幼稚)な人が多い」って持論があります(中学生くらいなら、まだしもね…)
差別、虐待(精神的にも肉体的にも)などする人達の本心は、簡単に言えば
「楽して威張りたい」だと思うんですよね~。絶対に自分より強い者に、矛先を向けませんから。

[C375] Re: わかってもらおうと思うは乞食の心

MARU様コメントありがとうございます。

田中美津さんのこと教えてくださってありがとうございます。
サバイバーの方なのですか、初めて知りました。

> 彼女の教条主義的ではない自由な考え方が好きで、いくつか本を読みました。
> 「わかってもらおうと思うは乞食の心」は、「いのちの女たちへ」の中にありました。
> 若いころ、この本を読み、
> ああ、そうなんだ。そうだよなと、理屈じゃないところで、深く納得しました。

読んでみようと思います。素敵な本のご紹介ありがとうございます。

> 彼女自身、その本で明かしていますが、性的虐待サバイバーです。
> 性的虐待について触れた文章の中に、こんな一文もありました。
> 「己れの闇は己れの闇。共有しえない闇の重さの、共有しえないということを共有していくしかないものであれば、他人サマをうらやんでも、また、哀れみを強調してもせんないことではなかろうか」

> 「わかってもらいたい」ってのは、しょせん無理な話であって、
> 万一、少しでもわかってもらえたら、それはすごいラッキーなことなんだなぁ…。

わかってもらえたらラッキーくらいに思って、あまり期待しない、というのは私の尊敬する方たちがよく仰っています。わたし自身はあまりできていないので、見習おうと思います。

> 「わかってもらいたい」が強すぎる子どもなわたしには、とても大切な言葉です。

私もです。
暗黙の了解を強要されるのも嫌だけれど、理解を強要される方もつらいのでしょうね。
結局、自分がどうしたいか、うまくバランスをとっていくのが大切なのかなあと思います。
アサーティブでいることは、結局、生き方を選ぶことだというようなことを知り、ああそのとおりだなと実感します。

[C376] Re: 切り口を変える

うろこ様

コメント、TBありがとうございます。

>日本の「差別的保守」を言語力という切り口で警鐘していたのでしょうか?うむむ…直球が駄目なら変化球…といったところでしょうか?

変化球でいくしかないのかなと最近思っています^^
よく見ると、タイトルに“言語力”と、“”がついてるのです。
わざとなのかどうなのかわかりませんが。

>そういう番組はちょっとばかりグレーゾーンが多すぎて「は?」な事もある気がしますが、

は?なこと、たくさんありましたね。
えーと、そうではなくってえ、、、とテレビに向かってぼやいていました。

>ソフトなアプローチとしては有効かもしれませんね。

海外の人と仕事するのに困っている技術者たちの英語で指示を出す、説明するトレーニングをしていたのですが、言語力うんぬんではなく、コミュニケーションのとり方なのだというのがはっきりわかりました。

海外で活躍するサッカー選手も出ていて、主張することと「日本人らしい細かい気配り」を両方できる人、みたいに放送していましたが、家族と、この人日本では生きづらいのでは、嫌われるんじゃないかなあ…と話していました。サッカーのこと詳しくないのですが。


>個人的に「マイノリティを配慮しない社会人は、人間的に低俗(幼稚)な人が多い」って持論があります(中学生くらいなら、まだしもね…)
> 差別、虐待(精神的にも肉体的にも)などする人達の本心は、簡単に言えば
> 「楽して威張りたい」だと思うんですよね~。絶対に自分より強い者に、矛先を向けませんから。

楽して威張りたい、そのとおりだと思います。
特権を手放したくないのですよね。
甘え、というとマッチョな人は否定したがりますから、そうやって競争心をあおらないと聞く耳を持たないのか、というのはちょっと興味深かったです。

ちなみに出てきたのは男性ばかりでした。

[C377] あ、やっぱりでしたか;

こんにちは、連続コメしてしまいますが、番組の内容を教えて下さってありがとうございます。
>は?なこと、たくさんありましたね。

なんとなく想像していたのですが、「当たらずとも遠からず」な感じだったみたいですね;私もよく「ちょっと待て;」って思ってはがゆい思いをします;
結構、胸の奥で、もやっとしますよね;
「分かって欲しい」と思うこと自体は大切だと思うんですよね。期待しちゃ駄目だけど…
私は未熟者なんで「うっき~!」とかなっちゃいますが、
憎しみを育ててはいけない、気をつけようと;そこからはじめよう、と思ってます;(これなら、私でも無理なく出来るし…;)
すぐに懐の深い人間になるのは無理だから、地道に尊敬する人達に近づけたらいいなあ~と思ってます(亀の歩みですが…^^;)

[C378]

こんにちは。
田中美津さんに関してなんですが、2009年9月にPA/F SPACE(パフスペース)で彼女が講義してましたよ。講義タイトルは「しっかりと、楽に生きたいね」です。私は行けなかったのですが、性暴力についても語られたようです。
ちなみにパフスペースは多目的使用のレンタルスペース(東京都新宿区馬場下町)で、パフォーマンスアートとフェミニズムが交差する空間を意味してます。
私にとって、田中さんの言葉は印象的な響きが多くて、結構参考になります。
  • 2010-02-04 13:58
  • idoido
  • URL
  • 編集

[C379] 田中美津さん

idoidoさん

「しっかりと、楽に生きたいね」という講義、ありましたね。
遠方なのもあって行けずじまいでしたが…。

「しっかりと、楽に」、いたいものです。
わたしは、気づくと、しっかりモードでガチガチに肩ひじを張ってたり、楽ばかりを追求するあまり、すべてを投げてしまったりしがちです。

田中美津さんの言葉でもう一つ、強く印象に残るのが、
「かけがえのない、大したことのない私」というものです。
初めてこの言葉を見たのが、インパクション73号(1992)でのインタビュー。
彼女の自由な発想は、教条主義的な運動思想に飽き飽きしていたわたしには、とても新鮮でした。

[C380] うろこ様コメントありがとうございます

お返事遅くなり申し訳ありません

>私もよく「ちょっと待て;」って思ってはがゆい思いをします;
> 結構、胸の奥で、もやっとしますよね;
> 「分かって欲しい」と思うこと自体は大切だと思うんですよね。期待しちゃ駄目だけど…

そういう考えもあるのか、と自分の思考を深められるのはいいのですが、もやもやが、ですねえ。。。(苦笑)

> 私は未熟者なんで「うっき~!」とかなっちゃいますが、
> 憎しみを育ててはいけない、気をつけようと;そこからはじめよう、と思ってます;(これなら、私でも無理なく出来るし…;)

怒りを感じることと、怒りをぶつけることは違うとよく私の尊敬する方々に言われ、日々そうだなあと実感します。
私も未熟者なので、怒りをぶつけても自分が疲れるし相手も逆上するしいいことないんだよな、というふうに考えたり^_^;


> すぐに懐の深い人間になるのは無理だから、地道に尊敬する人達に近づけたらいいなあ~と思ってます(亀の歩みですが…^^;)

私もです。
考え続けることが大切ですよね。
うろこ様のブログ、とても好きで励まされます。
これからもよろしくお願いいたします^^

[C381] idoidoさま、コメントありがとうございいます

> 田中美津さんに関してなんですが、2009年9月にPA/F SPACE(パフスペース)で彼女が講義してましたよ。講義タイトルは「しっかりと、楽に生きたいね」です。私は行けなかったのですが、性暴力についても語られたようです。

「しっかりと、楽に生きたいね」の言葉、胸にしみます。
しっかりと大地に根をはりながら、強い風がふいてもしなやかに葉や枝のあいだを通らせるようなイメージ、、、というのをずいぶん前に思いついて、書き留めておいたのに、今の今までなんだかすっぽり抜けている自分に気がついて、ああー定着してないなと苦笑してしまいました。
しっかりと、楽に生きること、心がけようと思います。
田中美津さんの言葉を、こうしてブログを通じて教えてもらうことで、なんだか元気が出てきます^^
ありがとうございます。

> ちなみにパフスペースは多目的使用のレンタルスペース(東京都新宿区馬場下町)で、パフォーマンスアートとフェミニズムが交差する空間を意味してます。

貴重な情報ありがとうございます。
一度行ってみたいです。

> 私にとって、田中さんの言葉は印象的な響きが多くて、結構参考になります。

本が図書館にあるようなので、私も借りに行こうと思います。楽しみです。
絶版とは何とも残念な。

講演のこと、教えてくださってありがとうございます。

[C382] Re: 田中美津さん

MARU様コメントありがとうございます。

> 「しっかりと、楽に」、いたいものです。
> わたしは、気づくと、しっかりモードでガチガチに肩ひじを張ってたり、楽ばかりを追求するあまり、すべてを投げてしまったりしがちです。

私もです・・・。
突っ走り気味になったり、抑うつ状態になったり。
しっかりと楽に、大切なことですね。

> 田中美津さんの言葉でもう一つ、強く印象に残るのが、
> 「かけがえのない、大したことのない私」というものです。

かけがえのない、大したことのない私、
というのは、深い意味があるように思います。

先日見たテレビ番組というのはスパルタ教育の番組で、
生きているだけで、そこにいてくれるだけで、尊い存在なんだよ、かけがえのない存在なんだよ、と思って涙ぐんでしまったのですが、

世間が評価する「大したこと」をしなくてもかけがえがない存在だよ、という意味と、
かけがえのない存在だけど、ありのままで自然体の私、限界も弱いところもある私、という意味なのかなと、
そのことに絡めて今考えてしまいました。

見当違いだったらごめんなさい。

> 初めてこの言葉を見たのが、インパクション73号(1992)でのインタビュー。
> 彼女の自由な発想は、教条主義的な運動思想に飽き飽きしていたわたしには、とても新鮮でした。

おお、そんなにも前からMARU様は活動されているのですね。
大先輩です^^
92年。まだセクハラ等の認識もなかったときでしょうか。
書籍で知った限りでしかないのですが、当時と今はかなりフェミニズムというものも違うのだろうなと思います。

素敵な言葉のご紹介ありがとうございました^^

[C383] 自分への反省として

珍しく夜更かし中です。

約20年前になりましょうか、
フェミニズムをはじめ、障害者解放運動、子どもの権利、うんぬんに強烈にかぶれていたことがありました。
運動自体が悪いのではないんです。
ぽっかり空いた自分の空洞を、運動の言葉で埋めようとしていたことが。
メシアコンプレックスだったかも知れないし、
自分の闇に向き合うことから顔を背け、手をつけやすい社会正義に向かったのかも知れません。
借り物の言葉で他者を、社会を断罪し、正義に酔っていたと思います。
正しいことを言って、悪者を叩っ切るのって、気持ちいいんですよね。
男尊女卑論者であれ、フェミニストであれ、
相手の気持ちや立場に寄りそうことなく、ただ相手を断罪する姿勢でいる限り、同じ穴のムジナなんですね。
我こそは正しいと、どちらも固く信じているという点で。
運動の言葉でばっさばっさと叩き切ってきた、関係を自ら断ち切ってきた多くの人々、
わたしは彼ら、彼女たちとほんとうに対話をしていただろうか。答えはNOです。

先ほど挙げた、インパクションでの対談で、
田中美津さんは、教条主義的なフェミニズムとは全く異なる肉声で語り、
インタビュアーの、おそらくガチガチの頭でっかちなフェミニストには美津さんの言葉が理解できないようでした。
インタビュアーと自分が重なり、あ、わたし、美津さんの言ってること、分かるようで分からないけど、分かりたいと強く思いました。
何か、ピンと来たんですね。

「若いね」と言われれば、うれしくなる自分。
男を魅惑するパンツの脱ぎ方もできる自分。
そんな、ありったけの切ない、大したことない自分をかき集めて、その上で、自分にとって大切なことを、自分で選び取る力。
ああ、ちょっとうまく要約できなくて申し訳ないのですが、
当時のわたしにはとてもインパクトのある、大切なことでした。

[C384] Re: 自分への反省として

MARUさまコメントありがとうございます。
諸事情によりお返事遅れまして申し訳ありません。

> 自分の闇に向き合うことから顔を背け、手をつけやすい社会正義に向かったのかも知れません。
> 借り物の言葉で他者を、社会を断罪し、正義に酔っていたと思います。
> 正しいことを言って、悪者を叩っ切るのって、気持ちいいんですよね。

わかる気がします。
でも、そういうことに最後まで気付かない人が多いようにも思うので、MARU様のような方はすごいと私はいつも思うのです。

> 男尊女卑論者であれ、フェミニストであれ、
> 相手の気持ちや立場に寄りそうことなく、ただ相手を断罪する姿勢でいる限り、同じ穴のムジナなんですね。
> 我こそは正しいと、どちらも固く信じているという点で。

胸にしみる言葉です。
相手を糾弾するだけでは、聞く耳を持たずに逃げるだけですね。
いらいらする時期を経て、達観というのも変ですが、相手の存在価値そのものを否定することをせずに説得することが必要なのだと思います。


> 先ほど挙げた、インパクションでの対談で、
> 田中美津さんは、教条主義的なフェミニズムとは全く異なる肉声で語り、
> インタビュアーの、おそらくガチガチの頭でっかちなフェミニストには美津さんの言葉が理解できないようでした。
> インタビュアーと自分が重なり、あ、わたし、美津さんの言ってること、分かるようで分からないけど、分かりたいと強く思いました。
> 何か、ピンと来たんですね。

そういうときがあったんだなと不思議な気持ちです。
「サバイバー・フェミニズム」に出てくる話と重なりますね。
ガチガチのフェミニズムは、いつのまにかジェンダーとしての「男性」化してしまっているように思います。そしてなんだか違うなと思います。

> 「若いね」と言われれば、うれしくなる自分。
> 男を魅惑するパンツの脱ぎ方もできる自分。
> そんな、ありったけの切ない、大したことない自分をかき集めて、その上で、自分にとって大切なことを、自分で選び取る力。
> ああ、ちょっとうまく要約できなくて申し訳ないのですが、
> 当時のわたしにはとてもインパクトのある、大切なことでした。

女らしさというより、自分らしさですよね。
いざ出陣(?笑)、というときには、戦闘服として、髪を巻いてバッチリメイクをする私です(気合が入る)。単に相手を惑わせることができる、相手が安心するということだけかもしれませんが。

[C385]

多面体さん、こんばんは。
ブログ記事「性分化疾患」にコメント送信できなくて、無礼なことではありますが、敢えてこちらの記事に「性分化疾患」へのコメントを書き込ませていただきす。どうかお許し下さい。
性分化疾患については、当事者である橋本秀雄さんの著書「男でも女でもない性」を過去に読んで知っていました。また毎日新聞の記事で言及されていた小説も、1年ほど前に読みました。
小説の中に出てくる言葉「無関心は罪になる」は、自分自身に深く刻みつけておきたい言葉です。
さて、性分化疾患とは異なるのですが、子宮奇形というものがあります。私がその子宮奇形なのです。
子宮奇形は胎児のときに起こります。そもそも子宮は胎生のときにミュラー管が中央で癒合して形成されるため、その形成過程で奇形になりやすい器官なのです。女性の約5%が子宮の形態異常に該当するそうです。
子宮の形態異常は不全の程度によって様々なものがあり、子宮や膣ができないこともあります。私の子宮はハート型の双角子宮で、これは簡単にいうと子宮が2つある奇形です。日常生活には何の問題もありません。ただし、流産や早産の確率は高まります。出産する場合は帝王切開です。
子宮の形態異常は内性器の症状なので、外見からは判断のしようがありません。私の場合は子宮エコーの検査で発覚しました。
性分化疾患の自助グループの中には、子宮や膣が痕跡程度にしか形成されなかった子宮奇形の女性も参加しているようです。
性分化疾患や子宮の形態異常の頻発性を考えると、生物学的に完璧な男女など幻想にすぎないのではないかと疑ってしまいます。
今回、子宮奇形についても知っていただきたくて、コメントしました。すでにご存じでしたら申し訳ありません(汗)

  • 2010-02-17 22:21
  • idoido
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  • 編集

[C386] Re: タイトルなし

idoidoさま、コメントありがとうございます。
お返事おそくなり申し訳ないです。

> 性分化疾患については、当事者である橋本秀雄さんの著書「男でも女でもない性」を過去に読んで知っていました。また毎日新聞の記事で言及されていた小説も、1年ほど前に読みました。

本のご紹介ありがとうございます。読んでみたいです。

> 小説の中に出てくる言葉「無関心は罪になる」は、自分自身に深く刻みつけておきたい言葉です。

私もそう思いました。
性被害に関してもいつも思っていますが、そういう自分も、無関心により誰かを傷つけている可能性があることに、苦しくなりました。


> 子宮奇形は胎児のときに起こります。そもそも子宮は胎生のときにミュラー管が中央で癒合して形成されるため、その形成過程で奇形になりやすい器官なのです。女性の約5%が子宮の形態異常に該当するそうです。
> 子宮の形態異常は不全の程度によって様々なものがあり、子宮や膣ができないこともあります。


詳しいご説明ありがとうございます。
生殖器の異常、疾患は多いですよね。子宮内膜症なども相当多いですし。
病気などで卵巣をとったり子宮をとったりもしますよね。
どこまでが「正常」でどこからが「異常」なのか、わからなくなります。


> 性分化疾患の自助グループの中には、子宮や膣が痕跡程度にしか形成されなかった子宮奇形の女性も参加しているようです。
> 性分化疾患や子宮の形態異常の頻発性を考えると、生物学的に完璧な男女など幻想にすぎないのではないかと疑ってしまいます。

私もそう思います。
正常とされてきた基準こそ、考え直す必要があるように思います。
結局、文化が「正常」とするものをつくってきたのですよね。
そのことについて考え込んでしまいます。
  • 2010-02-19 15:40
  • 多面体
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[T44] 性暴力にYESという国で

半年以上前の話題だけれど、 今さら、重要性に気付いたのでアップしておく。 諸外国の性暴力対策の話を小耳にはさむにつれて うすうす感じ...

[T42] 察する気持ちは大切という前提

『あなたは悪くない』「察してもらいたい」は甘え 「察してもらいたいは甘え」 という言葉が流行ると、どうなるかだいたい察しはつく。 「被害者は何もいわないくせに、自分ばかり不幸だとわかってもらえると思ったら甘えてる」 「自己主張しないで、察してくれっ

[T41] 大藪順子さん写真展&姉妹都市ミネアポリスSART展示

日時:2月17日(水)~20日(土)午前10時~午後7時 場所:大阪府茨木市ローズWAM ローズホール(地下1階) http://www.city.ibaraki.osaka.j...

[T38] 外国人参政権は違憲って?

通勤途中、サ●ケイ新聞を広げた人が前にいたので、その紙面に載っている言葉が目に飛び込んできた。 「外国人参政権は違憲」 ご丁寧に太文字でしっかり書いてある。 私はがっくんとこけそうになった。 ふざけた事を言ってはいけんよ… 親父ギャグを言ってる場合か…...

[T37] 旧・読書日記「いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論」

いのちの女たちへ―とり乱しウーマン・リブ論(2004/11)田中 美津商品詳細を見る
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「察してもらいたい」は甘え

NHK追跡!AtoZ 1/30(土)放送「問われる日本人の"言語力"」を見ました。

途中からだったのですが、印象に残ったことを少し。


性暴力がどうしてこんなにも多いのか、そしてあまりに社会の問題意識が乏しいのか、などを考えているのですが、
どうしても日本人の根本的な価値観というものがやはり絡んできます。
もちろん日本だけではないのですが、特に日本的だなとやはり思うことも以下の中にはあるのではないかと思っています。

いろいろな言葉で表現できるとは思いますが、

・個人の意思を尊重しない
・多様性を認めない
・「権利を主張する」ことをよしとしない
・曖昧ですませる、なあなあですませるのが大好き
・「マジョリティが考えるであろうこと」にあわせた言動をすることを求められる
・「我慢は美徳」という考えが根強い
・過ちをすること、不完全であることを認めない


そしてこれを支える背骨となっているのが、家父長制です。
ジェンダーとイエ意識、「母性」信仰社会にも深く結びついています。
ところが「保守」とされる人々は、それを良しとして維持したがるので、いろいろなことがずれてきているわけです。

家父長制と一言では言い切れないくらいの様々な抑圧や差別は、もう文化となり私たちの意識に刷り込まれています。
私にももちろんあります。日々それに気付かされ考えさせられます。
幼い頃から次のようなことを刷り込まれていきます。

年長者、男性の言うことをきけ、
男性は優れている、女性は劣っている、
男性は社会に出て活躍、家事や育児をするのは女性に向いている、
男性は強くリードしていかなければならない、女性は優しく周囲にあわせなくてはならない、
などなどです。


いろいろな「べき」「べき」論があるわけです。
これは結局、弱い立場の人、少数とされる人への抑圧へと結びつきます。



性差別の問題だけではなく、さまざまな差別と共通しています。
イエ制度を信奉するあまり、虐待やDVなど家庭内のことにはノータッチで、
「日本には虐待はない、しつけはある」なんて怖ろしいことを言い不介入。
「馬鹿な女をしつけてるんだ、教育してやってるんだ」と言いDVをする。
(そもそも男性にとって都合のいい妻のことを、ふしぎと「いい奥さん」という表現がまかりとおっています。
 これはDVの始まりでしかないので、誉め言葉として使うのは変でしょう。)

まだまだ、本当にまだまだ、全然、虐待もDVも対応できていない。
社会全体で救おうという体制になっていない。
性暴力なんて「ない」ことにしたいわけですから、まともに取り組もうとさえしない。
(それでも、昔よりは少しずつ少しずつですがよくなっていて、ようやくここまできた、というのは事実です。)


それを維持したいのは、これで利益を得ている人たちなわけで、
これを打破したいのは、思いっきり不利益を被っている人なわけですが、
権力のあるところには、維持したい人たちばかりです。


番組では、
「察して動け」は甘え、
自分の意見を主張することをしていくことが求められる、
などと放送していました。

こういったことを「言語力」という切り口で捉えて、グローバル社会に対応できない、という焦りを強調することで、聞く耳を持つ人もいるのか、というのが新鮮というか、ショックというか・・・。


個人的にはそういった意識がつくられる背景にもっと迫ってほしかったと思います。
ジェンダーやイエ意識など。(でもそうすると聞く耳を持たない人ばかりなのだろうと思います)

結局、上のものにあわせて動くのが求められていて、それが普通とされていて、そしてそれに疑問を持たない人が実際に多く、大多数とされていく世の中。そういう流れをつくられてしまう世の中。
本当はどうかわからないのに、考えたり疑問を持ったりすることさえ許されず、マジョリティ意識をつくる。
そこからはみ出るヤツは叩いて構わない、という意識を無意識につくられている社会。
出る杭は打たれる、というのがまかりとおっているわけです。でも人間はモノではない。杭の一つになって揺るがないモノをつくる(何のために?)ことが目的なんて、怖すぎます。
多様性を大切にしない、というのが、マイノリティ、少数とされる人たち、例えばしょうがいを持った人に対して優しくない世の中になっていると思います。
被害者もしかり。性犯罪被害者はいろんな抑圧をされる。


このエントリは、昨日、他のテレビを見ていて、思うことがあったので、それにつなげて書こうと思ったのですが、深遠なるテーマで、私の言葉が追いつかない。

とりあえず、考え続けることが大切なのだろうと思うので、メモ代わりにアップしておきます。


追記:番組の内容はこちらのサイトを読まれるとよりわかりやすいと思います。
   ■50代オヤジの独言■   追跡AtoZ:言語力 
   



別館の記事はこちら→http://d.hatena.ne.jp/manysided/20100201/1264999862
こちらは性暴力に理解のある方、管理人と友好関係にある方に限定させていただいています。

コメント

[C372] わかってもらおうと思うは乞食の心

タイトルは、
元ウイメンズリブの闘士であり、
今は鍼灸師の田中美津さんの言葉です。

「察してもらいたい」は甘え、というタイトルを見た瞬間、
思い出したので書いています。

彼女の教条主義的ではない自由な考え方が好きで、いくつか本を読みました。
「わかってもらおうと思うは乞食の心」は、「いのちの女たちへ」の中にありました。
若いころ、この本を読み、
ああ、そうなんだ。そうだよなと、理屈じゃないところで、深く納得しました。

彼女自身、その本で明かしていますが、性的虐待サバイバーです。
性的虐待について触れた文章の中に、こんな一文もありました。
「己れの闇は己れの闇。共有しえない闇の重さの、共有しえないということを共有していくしかないものであれば、他人サマをうらやんでも、また、哀れみを強調してもせんないことではなかろうか」

「わかってもらいたい」ってのは、しょせん無理な話であって、
万一、少しでもわかってもらえたら、それはすごいラッキーなことなんだなぁ…。
「わかってもらいたい」が強すぎる子どもなわたしには、とても大切な言葉です。

[C373] 切り口を変える

TBありがとうございます。こちらに紹介されている番組を私は観ていないのですが、日本の「差別的保守」を言語力という切り口で警鐘していたのでしょうか?うむむ…直球が駄目なら変化球…といったところでしょうか?そういう番組はちょっとばかりグレーゾーンが多すぎて「は?」な事もある気がしますが、ソフトなアプローチとしては有効かもしれませんね。個人的に「マイノリティを配慮しない社会人は、人間的に低俗(幼稚)な人が多い」って持論があります(中学生くらいなら、まだしもね…)
差別、虐待(精神的にも肉体的にも)などする人達の本心は、簡単に言えば
「楽して威張りたい」だと思うんですよね~。絶対に自分より強い者に、矛先を向けませんから。

[C375] Re: わかってもらおうと思うは乞食の心

MARU様コメントありがとうございます。

田中美津さんのこと教えてくださってありがとうございます。
サバイバーの方なのですか、初めて知りました。

> 彼女の教条主義的ではない自由な考え方が好きで、いくつか本を読みました。
> 「わかってもらおうと思うは乞食の心」は、「いのちの女たちへ」の中にありました。
> 若いころ、この本を読み、
> ああ、そうなんだ。そうだよなと、理屈じゃないところで、深く納得しました。

読んでみようと思います。素敵な本のご紹介ありがとうございます。

> 彼女自身、その本で明かしていますが、性的虐待サバイバーです。
> 性的虐待について触れた文章の中に、こんな一文もありました。
> 「己れの闇は己れの闇。共有しえない闇の重さの、共有しえないということを共有していくしかないものであれば、他人サマをうらやんでも、また、哀れみを強調してもせんないことではなかろうか」

> 「わかってもらいたい」ってのは、しょせん無理な話であって、
> 万一、少しでもわかってもらえたら、それはすごいラッキーなことなんだなぁ…。

わかってもらえたらラッキーくらいに思って、あまり期待しない、というのは私の尊敬する方たちがよく仰っています。わたし自身はあまりできていないので、見習おうと思います。

> 「わかってもらいたい」が強すぎる子どもなわたしには、とても大切な言葉です。

私もです。
暗黙の了解を強要されるのも嫌だけれど、理解を強要される方もつらいのでしょうね。
結局、自分がどうしたいか、うまくバランスをとっていくのが大切なのかなあと思います。
アサーティブでいることは、結局、生き方を選ぶことだというようなことを知り、ああそのとおりだなと実感します。

[C376] Re: 切り口を変える

うろこ様

コメント、TBありがとうございます。

>日本の「差別的保守」を言語力という切り口で警鐘していたのでしょうか?うむむ…直球が駄目なら変化球…といったところでしょうか?

変化球でいくしかないのかなと最近思っています^^
よく見ると、タイトルに“言語力”と、“”がついてるのです。
わざとなのかどうなのかわかりませんが。

>そういう番組はちょっとばかりグレーゾーンが多すぎて「は?」な事もある気がしますが、

は?なこと、たくさんありましたね。
えーと、そうではなくってえ、、、とテレビに向かってぼやいていました。

>ソフトなアプローチとしては有効かもしれませんね。

海外の人と仕事するのに困っている技術者たちの英語で指示を出す、説明するトレーニングをしていたのですが、言語力うんぬんではなく、コミュニケーションのとり方なのだというのがはっきりわかりました。

海外で活躍するサッカー選手も出ていて、主張することと「日本人らしい細かい気配り」を両方できる人、みたいに放送していましたが、家族と、この人日本では生きづらいのでは、嫌われるんじゃないかなあ…と話していました。サッカーのこと詳しくないのですが。


>個人的に「マイノリティを配慮しない社会人は、人間的に低俗(幼稚)な人が多い」って持論があります(中学生くらいなら、まだしもね…)
> 差別、虐待(精神的にも肉体的にも)などする人達の本心は、簡単に言えば
> 「楽して威張りたい」だと思うんですよね~。絶対に自分より強い者に、矛先を向けませんから。

楽して威張りたい、そのとおりだと思います。
特権を手放したくないのですよね。
甘え、というとマッチョな人は否定したがりますから、そうやって競争心をあおらないと聞く耳を持たないのか、というのはちょっと興味深かったです。

ちなみに出てきたのは男性ばかりでした。

[C377] あ、やっぱりでしたか;

こんにちは、連続コメしてしまいますが、番組の内容を教えて下さってありがとうございます。
>は?なこと、たくさんありましたね。

なんとなく想像していたのですが、「当たらずとも遠からず」な感じだったみたいですね;私もよく「ちょっと待て;」って思ってはがゆい思いをします;
結構、胸の奥で、もやっとしますよね;
「分かって欲しい」と思うこと自体は大切だと思うんですよね。期待しちゃ駄目だけど…
私は未熟者なんで「うっき~!」とかなっちゃいますが、
憎しみを育ててはいけない、気をつけようと;そこからはじめよう、と思ってます;(これなら、私でも無理なく出来るし…;)
すぐに懐の深い人間になるのは無理だから、地道に尊敬する人達に近づけたらいいなあ~と思ってます(亀の歩みですが…^^;)

[C378]

こんにちは。
田中美津さんに関してなんですが、2009年9月にPA/F SPACE(パフスペース)で彼女が講義してましたよ。講義タイトルは「しっかりと、楽に生きたいね」です。私は行けなかったのですが、性暴力についても語られたようです。
ちなみにパフスペースは多目的使用のレンタルスペース(東京都新宿区馬場下町)で、パフォーマンスアートとフェミニズムが交差する空間を意味してます。
私にとって、田中さんの言葉は印象的な響きが多くて、結構参考になります。
  • 2010-02-04 13:58
  • idoido
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[C379] 田中美津さん

idoidoさん

「しっかりと、楽に生きたいね」という講義、ありましたね。
遠方なのもあって行けずじまいでしたが…。

「しっかりと、楽に」、いたいものです。
わたしは、気づくと、しっかりモードでガチガチに肩ひじを張ってたり、楽ばかりを追求するあまり、すべてを投げてしまったりしがちです。

田中美津さんの言葉でもう一つ、強く印象に残るのが、
「かけがえのない、大したことのない私」というものです。
初めてこの言葉を見たのが、インパクション73号(1992)でのインタビュー。
彼女の自由な発想は、教条主義的な運動思想に飽き飽きしていたわたしには、とても新鮮でした。

[C380] うろこ様コメントありがとうございます

お返事遅くなり申し訳ありません

>私もよく「ちょっと待て;」って思ってはがゆい思いをします;
> 結構、胸の奥で、もやっとしますよね;
> 「分かって欲しい」と思うこと自体は大切だと思うんですよね。期待しちゃ駄目だけど…

そういう考えもあるのか、と自分の思考を深められるのはいいのですが、もやもやが、ですねえ。。。(苦笑)

> 私は未熟者なんで「うっき~!」とかなっちゃいますが、
> 憎しみを育ててはいけない、気をつけようと;そこからはじめよう、と思ってます;(これなら、私でも無理なく出来るし…;)

怒りを感じることと、怒りをぶつけることは違うとよく私の尊敬する方々に言われ、日々そうだなあと実感します。
私も未熟者なので、怒りをぶつけても自分が疲れるし相手も逆上するしいいことないんだよな、というふうに考えたり^_^;


> すぐに懐の深い人間になるのは無理だから、地道に尊敬する人達に近づけたらいいなあ~と思ってます(亀の歩みですが…^^;)

私もです。
考え続けることが大切ですよね。
うろこ様のブログ、とても好きで励まされます。
これからもよろしくお願いいたします^^

[C381] idoidoさま、コメントありがとうございいます

> 田中美津さんに関してなんですが、2009年9月にPA/F SPACE(パフスペース)で彼女が講義してましたよ。講義タイトルは「しっかりと、楽に生きたいね」です。私は行けなかったのですが、性暴力についても語られたようです。

「しっかりと、楽に生きたいね」の言葉、胸にしみます。
しっかりと大地に根をはりながら、強い風がふいてもしなやかに葉や枝のあいだを通らせるようなイメージ、、、というのをずいぶん前に思いついて、書き留めておいたのに、今の今までなんだかすっぽり抜けている自分に気がついて、ああー定着してないなと苦笑してしまいました。
しっかりと、楽に生きること、心がけようと思います。
田中美津さんの言葉を、こうしてブログを通じて教えてもらうことで、なんだか元気が出てきます^^
ありがとうございます。

> ちなみにパフスペースは多目的使用のレンタルスペース(東京都新宿区馬場下町)で、パフォーマンスアートとフェミニズムが交差する空間を意味してます。

貴重な情報ありがとうございます。
一度行ってみたいです。

> 私にとって、田中さんの言葉は印象的な響きが多くて、結構参考になります。

本が図書館にあるようなので、私も借りに行こうと思います。楽しみです。
絶版とは何とも残念な。

講演のこと、教えてくださってありがとうございます。

[C382] Re: 田中美津さん

MARU様コメントありがとうございます。

> 「しっかりと、楽に」、いたいものです。
> わたしは、気づくと、しっかりモードでガチガチに肩ひじを張ってたり、楽ばかりを追求するあまり、すべてを投げてしまったりしがちです。

私もです・・・。
突っ走り気味になったり、抑うつ状態になったり。
しっかりと楽に、大切なことですね。

> 田中美津さんの言葉でもう一つ、強く印象に残るのが、
> 「かけがえのない、大したことのない私」というものです。

かけがえのない、大したことのない私、
というのは、深い意味があるように思います。

先日見たテレビ番組というのはスパルタ教育の番組で、
生きているだけで、そこにいてくれるだけで、尊い存在なんだよ、かけがえのない存在なんだよ、と思って涙ぐんでしまったのですが、

世間が評価する「大したこと」をしなくてもかけがえがない存在だよ、という意味と、
かけがえのない存在だけど、ありのままで自然体の私、限界も弱いところもある私、という意味なのかなと、
そのことに絡めて今考えてしまいました。

見当違いだったらごめんなさい。

> 初めてこの言葉を見たのが、インパクション73号(1992)でのインタビュー。
> 彼女の自由な発想は、教条主義的な運動思想に飽き飽きしていたわたしには、とても新鮮でした。

おお、そんなにも前からMARU様は活動されているのですね。
大先輩です^^
92年。まだセクハラ等の認識もなかったときでしょうか。
書籍で知った限りでしかないのですが、当時と今はかなりフェミニズムというものも違うのだろうなと思います。

素敵な言葉のご紹介ありがとうございました^^

[C383] 自分への反省として

珍しく夜更かし中です。

約20年前になりましょうか、
フェミニズムをはじめ、障害者解放運動、子どもの権利、うんぬんに強烈にかぶれていたことがありました。
運動自体が悪いのではないんです。
ぽっかり空いた自分の空洞を、運動の言葉で埋めようとしていたことが。
メシアコンプレックスだったかも知れないし、
自分の闇に向き合うことから顔を背け、手をつけやすい社会正義に向かったのかも知れません。
借り物の言葉で他者を、社会を断罪し、正義に酔っていたと思います。
正しいことを言って、悪者を叩っ切るのって、気持ちいいんですよね。
男尊女卑論者であれ、フェミニストであれ、
相手の気持ちや立場に寄りそうことなく、ただ相手を断罪する姿勢でいる限り、同じ穴のムジナなんですね。
我こそは正しいと、どちらも固く信じているという点で。
運動の言葉でばっさばっさと叩き切ってきた、関係を自ら断ち切ってきた多くの人々、
わたしは彼ら、彼女たちとほんとうに対話をしていただろうか。答えはNOです。

先ほど挙げた、インパクションでの対談で、
田中美津さんは、教条主義的なフェミニズムとは全く異なる肉声で語り、
インタビュアーの、おそらくガチガチの頭でっかちなフェミニストには美津さんの言葉が理解できないようでした。
インタビュアーと自分が重なり、あ、わたし、美津さんの言ってること、分かるようで分からないけど、分かりたいと強く思いました。
何か、ピンと来たんですね。

「若いね」と言われれば、うれしくなる自分。
男を魅惑するパンツの脱ぎ方もできる自分。
そんな、ありったけの切ない、大したことない自分をかき集めて、その上で、自分にとって大切なことを、自分で選び取る力。
ああ、ちょっとうまく要約できなくて申し訳ないのですが、
当時のわたしにはとてもインパクトのある、大切なことでした。

[C384] Re: 自分への反省として

MARUさまコメントありがとうございます。
諸事情によりお返事遅れまして申し訳ありません。

> 自分の闇に向き合うことから顔を背け、手をつけやすい社会正義に向かったのかも知れません。
> 借り物の言葉で他者を、社会を断罪し、正義に酔っていたと思います。
> 正しいことを言って、悪者を叩っ切るのって、気持ちいいんですよね。

わかる気がします。
でも、そういうことに最後まで気付かない人が多いようにも思うので、MARU様のような方はすごいと私はいつも思うのです。

> 男尊女卑論者であれ、フェミニストであれ、
> 相手の気持ちや立場に寄りそうことなく、ただ相手を断罪する姿勢でいる限り、同じ穴のムジナなんですね。
> 我こそは正しいと、どちらも固く信じているという点で。

胸にしみる言葉です。
相手を糾弾するだけでは、聞く耳を持たずに逃げるだけですね。
いらいらする時期を経て、達観というのも変ですが、相手の存在価値そのものを否定することをせずに説得することが必要なのだと思います。


> 先ほど挙げた、インパクションでの対談で、
> 田中美津さんは、教条主義的なフェミニズムとは全く異なる肉声で語り、
> インタビュアーの、おそらくガチガチの頭でっかちなフェミニストには美津さんの言葉が理解できないようでした。
> インタビュアーと自分が重なり、あ、わたし、美津さんの言ってること、分かるようで分からないけど、分かりたいと強く思いました。
> 何か、ピンと来たんですね。

そういうときがあったんだなと不思議な気持ちです。
「サバイバー・フェミニズム」に出てくる話と重なりますね。
ガチガチのフェミニズムは、いつのまにかジェンダーとしての「男性」化してしまっているように思います。そしてなんだか違うなと思います。

> 「若いね」と言われれば、うれしくなる自分。
> 男を魅惑するパンツの脱ぎ方もできる自分。
> そんな、ありったけの切ない、大したことない自分をかき集めて、その上で、自分にとって大切なことを、自分で選び取る力。
> ああ、ちょっとうまく要約できなくて申し訳ないのですが、
> 当時のわたしにはとてもインパクトのある、大切なことでした。

女らしさというより、自分らしさですよね。
いざ出陣(?笑)、というときには、戦闘服として、髪を巻いてバッチリメイクをする私です(気合が入る)。単に相手を惑わせることができる、相手が安心するということだけかもしれませんが。

[C385]

多面体さん、こんばんは。
ブログ記事「性分化疾患」にコメント送信できなくて、無礼なことではありますが、敢えてこちらの記事に「性分化疾患」へのコメントを書き込ませていただきす。どうかお許し下さい。
性分化疾患については、当事者である橋本秀雄さんの著書「男でも女でもない性」を過去に読んで知っていました。また毎日新聞の記事で言及されていた小説も、1年ほど前に読みました。
小説の中に出てくる言葉「無関心は罪になる」は、自分自身に深く刻みつけておきたい言葉です。
さて、性分化疾患とは異なるのですが、子宮奇形というものがあります。私がその子宮奇形なのです。
子宮奇形は胎児のときに起こります。そもそも子宮は胎生のときにミュラー管が中央で癒合して形成されるため、その形成過程で奇形になりやすい器官なのです。女性の約5%が子宮の形態異常に該当するそうです。
子宮の形態異常は不全の程度によって様々なものがあり、子宮や膣ができないこともあります。私の子宮はハート型の双角子宮で、これは簡単にいうと子宮が2つある奇形です。日常生活には何の問題もありません。ただし、流産や早産の確率は高まります。出産する場合は帝王切開です。
子宮の形態異常は内性器の症状なので、外見からは判断のしようがありません。私の場合は子宮エコーの検査で発覚しました。
性分化疾患の自助グループの中には、子宮や膣が痕跡程度にしか形成されなかった子宮奇形の女性も参加しているようです。
性分化疾患や子宮の形態異常の頻発性を考えると、生物学的に完璧な男女など幻想にすぎないのではないかと疑ってしまいます。
今回、子宮奇形についても知っていただきたくて、コメントしました。すでにご存じでしたら申し訳ありません(汗)

  • 2010-02-17 22:21
  • idoido
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[C386] Re: タイトルなし

idoidoさま、コメントありがとうございます。
お返事おそくなり申し訳ないです。

> 性分化疾患については、当事者である橋本秀雄さんの著書「男でも女でもない性」を過去に読んで知っていました。また毎日新聞の記事で言及されていた小説も、1年ほど前に読みました。

本のご紹介ありがとうございます。読んでみたいです。

> 小説の中に出てくる言葉「無関心は罪になる」は、自分自身に深く刻みつけておきたい言葉です。

私もそう思いました。
性被害に関してもいつも思っていますが、そういう自分も、無関心により誰かを傷つけている可能性があることに、苦しくなりました。


> 子宮奇形は胎児のときに起こります。そもそも子宮は胎生のときにミュラー管が中央で癒合して形成されるため、その形成過程で奇形になりやすい器官なのです。女性の約5%が子宮の形態異常に該当するそうです。
> 子宮の形態異常は不全の程度によって様々なものがあり、子宮や膣ができないこともあります。


詳しいご説明ありがとうございます。
生殖器の異常、疾患は多いですよね。子宮内膜症なども相当多いですし。
病気などで卵巣をとったり子宮をとったりもしますよね。
どこまでが「正常」でどこからが「異常」なのか、わからなくなります。


> 性分化疾患の自助グループの中には、子宮や膣が痕跡程度にしか形成されなかった子宮奇形の女性も参加しているようです。
> 性分化疾患や子宮の形態異常の頻発性を考えると、生物学的に完璧な男女など幻想にすぎないのではないかと疑ってしまいます。

私もそう思います。
正常とされてきた基準こそ、考え直す必要があるように思います。
結局、文化が「正常」とするものをつくってきたのですよね。
そのことについて考え込んでしまいます。
  • 2010-02-19 15:40
  • 多面体
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