Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トラックバック

トラックバック URL
http://manysided.blog85.fc2.com/tb.php/17-83ecdb9c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

渦中に身を置いて

なんだかどんどん話がずれてきているような気がするとともに、その理由とか問題点が、だんだんわかってきた。ような気がする。

いろいろな立場のかたからメールやコメントをいただいた。正直読むのも辛いものもあったけれど、渦中に身を置いてこそわかったこともあるので、感謝しています。本当です。最初は本当に、からかってるのかと思った。実際そういうのもあったけれど、どうやら真面目に答えているようだ、ともわかった。

最初にここをはっきりしておかないと、ややこしいことになりそうなので、言っておく。
まず、私を「性犯罪被害者の代表」みたいに思うのはやめてほしい。
言っておくけれど、私は、誰とも連携していないし、意見をまとめているわけでもない。
私のように思う被害者もいれば、そうでない被害者もいるだろう。どんなことに対しても、そうだと思う。

この問題に関しては、わたし個人の体験から発言している。それは性暴力への認識だけじゃない。
暴力全体に関しての考えだ。

高みの見物で「これだから性犯罪被害者は」みたいな物言いをするのは、二次加害をする人たちの言い分とそっくりだ。そんなつもりはないかもしれないけれど、同じだ。
改めて、性犯罪被害者としては、その部分だけを、都合のいいようにしか解釈されていないのを感じて、悲しい。

批判するならすればいい。だけど、きっちりと読んだ上で、してほしい。
野次馬根性の斜め読みで、勝手な発言をしないでほしい。
私はいい。傷付かない。傷付いても、自分でどうにかできるほどは、回復している。だけど、あまりに傷付いていて、何の救済もないのが、性犯罪被害者たちだ。
あくまでも、批判する場合は、私個人に対して、お願いします。


今思うと最初から言えばよかったのだろうけど、このブログが、他の被害者の方にとって、トリガーとなるのが嫌だった。だから首を突っ込む気はなかったのだけど。結局は、根本的には問題は同じだ。
根は深い。思ったより深い。裁判員制度、危険すぎる。というか、あまりに性暴力に対して無理解すぎる。

なので、もう一心に、理解をよびかけていくしかないのだと思う。
それが、他の被害者の方にも、少しでも回復の手助けとなれば、本望だ。だけど、読んで傷付くこともあるとおもうから、そのへんは、自己責任で、お願いします。
わたしは必死で動くから、そのへんは、ごめんなさい、自分で管理してください、としか言えない。


裁判員制度の性犯罪の扱いに問題があるということで、いろいろと活動しているうちに、その、根本的問題に何度もぶちあたった。
それは、結局のところ、世間は、性暴力を、性の面でクローズアップして、やっぱり性行為の一種としてしかとらえられていないということだ。「暴力」でしかないのに、その前についている「性」のところしか見られてない。

そして、「同意があるかどうか」が問題なのに、法定義は「暴行脅迫をもちいた」だ。
準の罪にいたっては「心神喪失・抗拒不能」で、そのためにどういう捜査がされて、被害者が苦痛をうけるかというと、どのくらい抵抗したのか、死ぬほど抵抗したのか、本当に抵抗不能だったのか、みたいなことを立証しないと、罪にならないのだ。
おかしい。どう考えてもおかしい。

で、じゃあなんでそういうふうになってて、それが当たり前みたいになってるか、っていうと、結局のところ、女性の嫌悪感を大事にしない国なんだ、ってことだ。わかりやすくいうと、セクハラとかもそうだ。
だから「レイプするくらいが元気があっていい」を少子化問題で発言するバカ大臣がいたり、
公の場じゃないとはいえ「男は黒豹」なんていうアホ総理がいたりする。(・・・黒豹に失礼だろう。ってつくづく思う)



まず、私は、このゲームはとても不快感をよびおこすものだから、ダメだ。って言っている。
で、その不快感は、私が性被害を受けたからじゃなくって、女性として嫌だ、って言っている。
暴力なんだ、って言ってる。

でも、直接的な危害はないのだから見逃せ、性暴力を受けた辛さはわかるけど、男だからしょうがない、ポルノなんだ、実際に性犯罪はしないから大丈夫。
って感じで答えられている。


ここで、はたと気がついた。全然、暴力という認識がないことだ。

でも、じゃあ、あえて、性犯罪被害者として、私がわかることを言うのなら、性暴力は、暴力でしかない、ということだ。「性被害への認識のずれ」でも書いたけれど。

レイプだけじゃない。痴漢、ストーカー、レイプ、監禁、妊娠、中絶。
女性なら、少なくともどれか一つは身近に感じて嫌悪感を抱くものだ。でも、それが、本当にわかっていない。
性暴力ゲームと書かずに、暴力ゲームと書けばよかったと、今後悔している。
だって、性暴力の、性の面だけクローズアップされて、暴力、ってことが全然わかってもらってない。

陵辱系の中では軽いほうだとか、あんたはゲームのことを知らないとか、アダルトゲームをしないとわかんないとか、そういうことはちっとも私の心に響かなかった。

だって、ストーリーを聞いただけでもう充分、嫌悪感を抱く。調べようとさえ思わない。ちょっとは調べたけど、それ以上は無理。

なんでその不快感、嫌悪感がわかんないんだろう、ってそこがまずわかんなかった。だから、女性を対等な存在として、ひとりの人間として、尊重しようというのがないんだ、って言った。その意識が全然ないから、人権の問題だよ、って言ってたんだけど。

表現の自由、っていう、こまっしゃくれた言葉を皆が使って、にらみあってる状態だから、
人権っていうすごくシンプルなことも、やたらと複雑なことにしようとされた。話が全然かみあわなくて、すごくとまどってたけど、ようやくわかった。

しかも、反対しようという勢いなのかなんなのか、ちゃんと文章も読んでない人が多い。
読んでる人が、カッとなった段階で、こいつは推進派だ!反対派だ!って勝手に決め付けられて、なんか勝手にコメントつけられたりした。しかもあちこちで。
それだけ、真剣で切実なんだろうけど、それは悪いけどこちらもそうだ。

で、面倒なことに、この問題に乗り出したのが、山谷えり子氏たちということもあって、このゲームに反対する人も、擁護する人も、どっちも、規制についてすごく敏感になっている。
「表現の自由」の問題として論じられてしまっているのは、出てきた人の結果だ。余計こじれているように私は思う。
で、このゲームには反対。規制も反対。
   このゲーム擁護。規制も反対。
この二つが、知らない間にタッグを組んで、対抗しようとしているから、何だかおかしなことになってるんではと思う。

何でも規制するのはどうか、って感じで、両方が警戒しあってる。
私が発言すると、規制推進派!!って勝手に決め付けられて、敵扱いされたのは、その証拠だろう。
で、私の言うことはわかるけど、って私に賛同した上で、でも規制反対派だから、っていう立場を必ず明確にする。
で、何度も私は、規制を推し進めたいわけじゃない、って、本当に何度も何度も言わなきゃいけなくなった。
でも、言えば言うほど、話がどんどんずれてきちゃったように思う。

そうじゃなくて、規制うんぬんじゃなくて、私はただ、こことここはダメでしょう、って言ってる。
そう言うと、今はそんなことじゃなくて、大きな問題になってるんだから。って多分怒ったり馬鹿にする人がいるだろう。
なんでゲームがだめで、他はいいのかとかも、詰問調で問われてる私。(それについてはある程度考えがまとまりました)
で、源氏物語まで規制されてもいいのか、とかも言われる私。

そこまで一度に考えないと、発言しちゃだめなの??ってふつうに疑問に思う。
理想論かもしれないけど、少しずつ、各自、ここは守りたい、というところを、言っていけばいいだけだと思う。あいまいに「規制はどうかと思う」なんて言ってるだけから、どんどん余計に、「表現の自由」の問題にすりかわっていっている。

無責任、といわれればそうかもしれないけど、正直、私は、規制は出たとこ勝負になるのでは、って思う。どうせ最初から正しい線引きなんてできはしないんだ。というか、ごめんなさい、今は一番にそれを考えられる状況じゃないです。

もちろん、法的規制じゃなくて、自主規制で全部まかなえるんなら、それが一番いい。
でも、それができてないでしょう??
問題になってからひっこめる、っていうのをやってる限り、いつまでたってもだめだと思う。

だから、やっぱり、これが問題視されたのは、時代の流れというか、くるべき時が来た、というようにも思えるのだ。

続く(予定)


※参考サイト  裁判員制度における性暴力事件を考える 

トラックバック

トラックバック URL
http://manysided.blog85.fc2.com/tb.php/17-83ecdb9c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

文字を大きく・小さく

    コメント・TBについて        

    ※ こちらは性暴力被害当事者、性暴力に理解のある方、管理人と友好関係にある方向けです。   
    ※ 上記に該当しない方は別館 へお願いいたします。
    ※ 被害者を傷つける内容、また理解しようという努力、対話する姿勢が感じられないコメントはお断りいたします。
    ※ この場の安全を守れないと判断したコメントは削除もしくは承認しません。節度のある言動をお願いいたします。

    ※ 引用する際には必ずTBをお願い致します。ただし性暴力被害者が傷つく可能性があるものは、承認しない場合があります。

    プロフィール

    てん

    Author:てん
    メール:

    (※★→@で送信可)
    itisnot_yourfault★yahoo.co.jp


    性被害にあって十数年たちます。
    刑事裁判経験者です。

    二次被害三次被害等、過酷な経験をし、性被害の後遺症もところどころありますが、それでも、わたしは生きています。今は、生きていてよかったと思います。

    だから、同じ被害にあったあなたたちに伝えたい。
    あなたは何も悪くない。どんな事情があったにしろ、あなたは悪くないのです。どんな特殊性があったにしろ、望みを捨てないでほしいのです。

    悪いのは加害者であり、無理解な社会です。あなたは、何も変わってなどいない。とても素敵なところをいっぱいもっている、素敵な人のままなのだから。


    最新記事

    カレンダー

    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -





    記事一覧 

    2012年 08月 【5件】
    2011年 07月 【1件】
    2011年 04月 【1件】
    2011年 02月 【1件】
    2010年 11月 【1件】
    2010年 10月 【2件】
    2010年 08月 【2件】
    2010年 07月 【3件】
    2010年 06月 【1件】
    2010年 05月 【3件】
    2010年 04月 【1件】
    2010年 03月 【3件】
    2010年 02月 【3件】
    2010年 01月 【11件】
    2009年 12月 【9件】
    2009年 11月 【15件】
    2009年 10月 【8件】
    2009年 09月 【13件】
    2009年 08月 【11件】
    2009年 07月 【11件】
    2009年 06月 【9件】
    2009年 05月 【4件】



    ブログで世界旅行(世界遺産編)

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード

    QRコード

    検索フォーム

    キャンペーン

    空色リボン・キャンペーン ※性虐待サバイバーのサイト「パーシーの花園」に解説文あり。クリックして一読を!

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。